2017-07

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オメガスピードマスター2点



スピードマスター2点、同時に…

珍しくプロフェッショナルとオートマチックが
同じ日に修理に我が元にやってきました。

ですのでたまにはこのような記事も書いてみようと
ブログネタにしてみました。

まずはプロフェッショナルから…
なんとこれ、999モデルで裏ブタにはメーテルが…

外装がボロボロでクラスプ(ブレスの三つ折れ部)が効かず
オーバーホールもしたことがなさそうなので
外装新品仕上げ込みのフルコースで復活させます。

全てが機能しているかどうか確認すると
クロノ時針(6時側の針)が、はてな?マーク
これは分解しないと駄目でしょう。



比較的というか新しいだけあって内装はきれい。
しかし、既にテンプ(下側の輪)の耐震のオイルは切れ掛かっています。

新しいうちにやっておけば交換部品も少なく調子も落ちません。

上のパーツがどんな役割を果たしているか分かりますか?
ひとつひとつ説明するとえらい時間がかかるので割愛しますが…

クロノグラフは時計の中でも修理は一番難しく、
昔からやっている職人でも手が出ない場合が多いんです。
この奇抜なパーツ群を見るだけで萎えてしまうみたいな…



全てのパーツを分別して並べるとこんな感じ…
部品点数が多いのでこんなんなりまーす。

ケースからブレス、全て外れるところは外してきれいにします。
そしてポリッシュ(鏡面仕上)をかけ、ヘアライン(つや消し処理)を施し、
風防を磨き上げ、パッキン類を交換し、また組み上げます。
プッシュボタンは念入りにやらないと大変なことに…

クラスプは新品交換するといい値段しますので予算の関係で
内部のバネをロウ付修理することに。
バネの折れた箇所でできるかできないかは決まりますが
今回はラッキーでした。

ロウ付すると新品よりかえって丈夫になる場合が(稀に)あります。

部品全てを隅々まで洗浄し、1品1品顕微鏡でチェック。
内装は4~5種類の高級オイルを量を調節しながら注していきます。
内装関係は技術漏洩につながるので残念ながらここまで…



不具合の原因のクロノ時針車。

見事にホゾ(真)が折れ、ハートカムに打撃痕が大きく2箇所あります。
これはハートカムにオイルが十分回ってないので逃げずに折れたようです。
ハートカムも丸秘の専用のオイルがあるのですが…。
部品を注文し、よーく塗布しておきます。

ということで巻頭の画像のように綺麗に内も外も仕上がりました、とさ…



次はスピードマスターではお馴染みのオートマチック。
一番数が出ているタイプではないでしょうか?

オートマチックとは自動巻きのことで着けていればずっと動いてます。
上のプロフェッショナルは竜頭を自分で巻く手巻きなんですよ。

今回は更にボロボロでクロノ秒針が5秒ほど進んでずれていました。
裏ブタを開けてみるとやっぱり内装修理した形跡が…
針がずれるのは思い切って針を入れ込んでいない証拠なんですよね。

秒小針も修復されて盛り上がっているしひび割れているしで
何だか大変そうです(汗)

それでは内部を見てみましょう…



ギャーーーーー、ウォウォウォオーーー(ギャートルズより)

やっぱり大変なことになっています。
オーバーホールでプッシャーを丁寧にやらないとこうなります。
また時計を右手にする人がいますが、これはいけません。
竜頭群は必ず下に向くようにしないと汗が入る確率倍増です。



なんじゃこれ?みたいな内部でしょ。

3種類のムーブメントがあるスピードマスターの中では
一番お手頃なオートマチックですが
修理に関しては一番難しい機種となっています。

普通の時計の上にクロノグラフ部が載った構造になっていますから
1個で2個やるみたいな…。クロノ部はさらに難儀なものだし…



もう、どうしようもなくサビサビとなっています。

コツコツと綺麗にし、磨き上げて、また組んでいきます。
こちらもフルコースで上の画像のように…

時計も車と同じでいじるというのは余程知識がないと無理です。
また車と同じでレストアをすれば何年経っても快適に使えます。
そして車と同じでやっぱり時計にもロマンというものがあります。

コメント

ムーブメント○メ撮り萌え!
たまらなく萌え!
そして、このエグイ機構をテケテケする貴殿は漢!
でも、アタクシのようなヘタレには、TIMEXやSHARKがお似合いだわ。

普段は私もこういった時計をしています。
http://blog-imgs-17.fc2.com/1/3/c/13colors/RIMG0088.jpg

どんなものでもいじると楽しいのです。

yutakaさんすごい技術をお持ちなんですね!
私は何か修理すると大抵ネジが1つ2つ余ったりするタイプなので時計の修理なんて考えられません。
でも機械が動くのを見るのは大好きです。車乗っていても、吸気バルブが開いてピストンが下がって・・・なんてのを想像してしまいます。
時計の記事が沢山載っている車雑誌が存在するのもなんとなく分かります。

時計は車と同じで奥が深いですよ。

いじれるとなると更に愛着が湧くのです。

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