2017-10

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カムイ伝 第1部 (全21巻)



カムイは「伝」が良い…

「カムイ外伝」が映画化されました。

これも観ようかどうか悩みますが、
私の中ではカムイは「カムイ伝」なんです。

既に読まれた方もいると思いますが、
伝と外伝ではえらい内容が違います。

カムイ伝は非常に暗~いです。

江戸時代の厳しい士農工商という身分制度から外れた
今でいう労働者階級の人たちが1人のリーダーの下、
頭を使い、団結して生産性を上げ、権利をも勝ち取ろうという
非常に左側に傾いた内容です。

もちろんその内容の中には士農工商に宛がう主要人物が
入り乱れて登場し、その時代をかなり忠実にじっくりと描き切っています。

もともと士農工商という身分制度というのは
現代で言えば士は別として田畑持ちや会社の役員クラスのことをいうのであって、
それに仕えるその他大勢は今のサラリーを貰う労働者とは違うように見えますが
限りなく近く、身分など無いに等しい人たちばかりなんですよね。

またこの身分制度、インドのカースト制度に匹敵する厳しさで
職業は必ず受け継がれて、のし上がるというのは並大抵なことではありません。

そう考えると現代は自分自身の問題である程度は権利を勝ち取れる
良い時代なんですよね。自己都合というのが優先されますし。

全てが先人の血と汗で勝ち取った権利なんです。



このカムイ伝も60年代から70年代にかけ、
学生運動やら左翼活動家がバイブルのようにして読んだそうです。

因みに二十歳の原点の高野悦子さんやらその辺りの人が
リアルタイムだと思うので同和研究会に入ったり、
学生運動に意志を持って参加されたのも
少なからずこのあたりの本の影響があるのかもしれません。

私自身、その世代でもないし、右も左もよくわからない現代人ですので
興味本位でしか読むことは無いのですが、
余りにもスケールが大きく、苦しみながら生き抜いていく様を
ダイレクトに見せ付けられるのでやっぱり感動せざるを得ません。

最後がどんな結末かは読んでもらうとして
人生につまずいた時に読むと如何に今までの自分が甘かったかを
省みる良い切欠になるんじゃないかなと思います。

そう、世の中って本当に厳しいんですよ…
(甘ちゃんの私が言うのもなんですが…)



それでカムイ外伝についても少し。

カムイという若者がその身分制度から(自己都合で)抜け出したくて忍者になるが、
儚く道具のように使われては死んでいく忍者を目の当たりにして
自由を求めて抜忍として生きていこうとするが…しかし…(カムイ伝での内容)

みたいな…

カムイは実はカムイ伝では主人公ではないんですよ。
あくまでも脇役。

そのカムイを主人公にして抜忍を抹殺しようとする追っ手から
戦いながらも逃げていくというスピンオフ的なお話が「カムイ外伝」なんです。

非常に時代活劇的内容で、
オッさんが読むちょっとエロい漫画雑誌に掲載されたため、
原作はかなりドギツい描写が多く、正直子どもには見せられません。

「サスケ」の大人版の様というのが適当でしょうか。

映画だとどの程度まで描いているかはとても興味があります。



20090925002.jpg

作者の白土三平さん。
(なんとも味のある顔をしています)

しかし、こういった作品を生み出す三平さんという人は凄い人ですね。
正に大作でまだ完結していないんです。

いつになったら結末を見ることができるのでしょうか。



もしかしたらそんなもの無いのかもしれません。

人が生きることに苦しんでいるまでは
ずっと描き続けるんでしょうか?



コメント

40年程前、テレビアニメになってましたね。確かに「伝」の方じゃOK出ないよな。因みにまだ「外伝」が読めなかった帰国子女のEDDYはカムイ「タト(たと)伝」と読んでました(笑)。

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